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サイレン
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作詞 sally |
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パパはキミの手を取って 隣の部屋に連れ出す
何が起きるか分かっているのに 母も姉も
何も言わない
「警察に言って!」 キミのSOSは通じない
一部上場の 敏腕部長に
そんな特殊な癖があるなんてな
アルコールくさい部屋 ビールの缶が散乱
服をいい加減に脱いで ぬめった笑顔でキミを見た
キミの背中には蒼い痣 火傷の跡 そして・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
部屋に男が倒れている 割れたビールの瓶の欠片
キミの手から どろりとした血が流れ出す
部屋の外から でかい救急車のサイレン
鼻腔にアルコールの臭い
もう一つの臭いは説明できない
ただキミは少し笑った
人間のものと思えない
艶やかな表情で
救急車のサイレン、
かえって静かに聞こえた
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