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全力
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| 作詞 美卯 |
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また見えない壁に阻まれて止まっている
「どこか遠くの世界に羽ばたきたい」
ここではない何処かへ・・その繰り返し
情緒不安定な感情で 迷走し続けている日常
また 今日も終わりがないレースが続く
何にも感じないでただ走ってみたら
いつか 見つかるのかな？見失っている大切な事
今日も ただ焦燥に駆られて走り出す
すれ違う人達の中の渦のなかで
「栄光の瞬間は誰にでもある」
そんな理想論を唱えた人は誰？
勝利の女神はいつだって気まぐれで微笑んでは
くれなかった
ただ 逃げたくて逃れたくて走る内に足が乱れて
いつのまにか右も左も解らなくなっていた
走れば走るほど 大事な事を見失っていくのは
誰にでもある法則になっているのだろう
自分だけの定めた領域の中で必死にもがいては
苦しんで自分を削っていく
本当の終着点は誰にでも解るわけじゃない
迷ってしまった事は 決して愚かではない
もう一度 出発点から始める事は悪くない
完璧に間違いを消し去る事はできないけど
やり直しの道は誰にでも残されている足掛かり
さぁー ここから自分にとっての全力疾走
決意の眼差し 腕振って進みだそう
止まってた心の針を動かして 心臓の音を感じて
自分の世界を感じて 走るんだ前に踏み出せ
ほら 止まってた時間が 動き出す
たとえ 僕の居場所が見つからなかったとしても
あがくだけ あがいて進むよ
僕のかわりは誰にもいない だから僕は僕でいい
僕は もう迷子じゃない
今 一瞬世界が輝いて見えた
これが 今の僕の精一杯の全力疾走だから
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