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滑り台
作詞 ひのき
 夢だよ、ってキミが言うから
 いつもの冗談だと思ってた
 ふいに引かれた腕に ぽたり
 見たことも無い雫

 やっぱり照れる繋ぐ手が
 今更だけど恋しくなった
 笑うことも泣くことも許されないようで
 それだから、怒ってしまう


 「いいことないかな」
 「きっといつかみつかるよ」 
 そんなこと 言い合ってたあの頃が
 本当は一番幸せだったのに


 幼い子どものように 滑り台を滑ってみる
 これから落ちるのに恐くないなんて
 なんだか虚しくて涙が出た

 
 ボクの良いところあげろって
 ひとつも出てこなさそうだよ
 なのに「ふたり」になれば
 いくつも出てきそうな気がして

 もう少し前に 戻ろうかなって思った
 けどそれも無理 魔法なんかない
 ボクはただ、キミを愛し終わった人間

 幼い子どものように 滑り台を滑ってみる
 落ちた衝動に痛みも何もなかった
 なんだかとても虚しいよ

 
 幼い子どものように 滑り台滑ってみる
 これから落ちるんだって思いながら
 そうすれば少し気が楽なんじゃないか

 逃げてばかりだから こんなに悩むんだ
 分かってるよ けど どうしようもない
 なぁ キミだって今そうなんだろう?

 最後に泣いたキミが
 最後に怒ったボクが
 今はじめて素直になれる 「近づきたい」
 でもさよなら
 もう逢えない
 今はじめて伝えられる 「元気でいて」
  

 
 
 

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歌詞タイトル 滑り台
公開日 2006/12/13
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント はじめまして、男の癖にこんな名前のひのきです。滑り台の急降下ぶりを恋にたとえてみました。素直になれなかったボクと最後まで愛せなかったキミの別れた後の唄です。
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