|
 |
|
人ひとり死ぬというコト
|
| 作詞 とくめい |
|
人ひとり死ぬというコト
本当にそのことがわかっているのか
それで全て終わるわけじゃない
そこから始まる人がいる
「親に何故言わない 親は何故気付かない」
言わないんじゃない
言えないんだ
気付かないんじゃない
気付かれないようにしてるんだ
だって、大切な人だから
だって、大好きな人だから
そんなこと言ったら
悲しむんじゃないかって
人ひとり死ぬというコト
葬式に行ったことはあるか
火葬場に行ったことあるか
その場で泣き崩れる遺族を見たことがあるか
大切な人がそうなるのを見たいのか
人ひとり死ぬというコト
兄弟は今まで通り学校に通えると思うか
父親は何も変わらず仕事に行けると思うか
母親は一人分減った料理を当たり前に作れると思うか
大切な人の笑い声が今の家にそのままあると思うか
人ひとり死ぬというコト
死ぬことが苦しさから解放される唯一の手段か
死ぬことでイジメたやつが苦しむと思うか
何年か経って
そいつらは当たり前のように就職して
当たり前のように結婚して子どもが出来て
君のことを覚えていると思うか
悔しくないか
君が死んだことで
大切な人が死んだらどうする
君が死んだことで
大切な人は一生 君の自殺を背中に背負うんだ
イジメた奴じゃない 大切な人が・・・
口に出さなくても大切な人は
君のこと心から可愛がってる
アルバムを開いて若い自分の親の姿を見てみろ
愛を感じないか
溢れるほどの無償の愛を
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
昔、ある中学生が自殺しました。
その妹が私と同じ小学校に通ってました。
学年は違ったものの帰る方向が一緒だったので
顔は知っていました。
兄弟が自殺してから
その妹は学校に来なくなりました。
親も学校に行ってほしくないようでした。
中学校に進学しても登校することはなく
家の近くでひとりウロウロしているのを見かけました。
この詩を見て
自殺したいと思ってる人を
辞めさせたいのです。
そんな大層なことは書いてませんが
１日でも長く生きて欲しいのです。
大切な人のために
|
|
|
