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罪
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| 作詞 雨石りんご |
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貴方に愛を捧げましょう
愛とは罪
罪には罰を与えましょう
罰には浄化を
浄化には欲を
そして欲とは愛
愛を手に入れた君は
愛を欲するでしょう
愛を欲した君は
なんて罪深い人間でしょう
罪には罰を
貴方に罰を与えましょう
永遠という罰を
いつか貴方は罰に溺れ
朽ち果ててゆくでしょう
その時貴方は浄化される
そしてまた愛を欲する
ああ何て罪深い
愚かな人間でしょう
人間は罪
罪は罰により浄化されなければならない
人間は浄化されなければならない
さあ進みなさい
愚か者よ
愚かな人間共よ
いつか滅びゆくことを知りながら
愚かな罪に溺れてしまいなさい
そう
私は罪深い
私は罰せられなければならない
私は浄化されなければならない
私も罪深き人間なのだから
私もいつかは罪に溺れ
浄化されるのでしょう
滅びを知りながら
愚かな罪に
私は誰よりも罪深い
貴方よりも
ずっと
私の罪はどんなに罰せられても
浄化されないくらい
深いものでしょう
そしてそれは蓄積され
罪が罪を呼ぶのでしょう
血塗られた罪から
私は逃れることができない
罪から逃れること
それも罪
何かを求めること
それも罪
この世界は罪でできている
神でさえ
罪に濡れている
創造者さえ罪に濡れたこの世界が
罪から逃れることなど
不可能\でしょう
どれだけ足掻いて
罪から逃れ
罰せられ
浄化したところで
人は罪
罪は人
罪から逃れる
それは
人から逃れること
自分から逃れること
神を信ずる者がいる限り
この世に人がいる限り
貴方が人である限り
世界は罪だ
貴方の罪を恨むなら
貴方の世界を恨みなさい
世界はこんなにも穢れている
貴方が美しくあれないのは
世界があまりにも穢れているから
醜いからこそ美しいなんて嘘
美しく見えるのは
醜いところを見ていないから
そのことを
見て見ぬふりして
世界を美しく見せている
罪と罰にまみれた世界
その世界を美しく思う
それは
罪ではないのだろうか
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