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空機嫌
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作詞 川上春来 |
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男物の制服 2人袖を
通した日があったね
やけに窮屈で 苦しくて
それでも暖かかった
もし時空を一跨ぎで 行き来できたなら
もう一度あの頃を 探し歩いてみたい
空はいつものように晴れるけど
毎日同じ訳じゃない
でも、ぐるぐると回る空だから
いつかあの日と同じ空
気付かずに通り過ぎる
白いワイシャツの襟を
直しあって笑ってた
緩やかに射す 木漏れ日浴びて
背伸びしたあの日
もしこの先にあの頃のよな 日々があるなら
教えてほしいそんな日々を 描く筆の在処
雨はいつものように頬を伝い
流れ落ちるけれど
傘は差さず思い巡らせても
あの日のように下手くそで
見つからない 見当たらない
遠ざかるあの日の陰
思い巡らせた あの頃も
見つからない僕の未来
不器用に落ちる 踏切に似ている
雲はいつものように晴れるけど
風は今日も冷たいけど
青い匂いはあの頃からずっと
鼻先で香り続ける
空はいつものように晴れるけど
雨は僕の中に沸き上がる
青い匂いは今も変わらずに
鼻先をくすぶっている
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