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愛憎
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作詞 初瀬尾実樹 |
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空が 見えた
君が 見えた
夢が 消えた
闇に 落ちた
いつだって私は鳥篭の中
逃げ出せる筈がないのに
いつだって貴方の指を噛むの
お願い私を此処から出して
何故?
私はこんな関係を望んだわけじゃないのに
愛されたいただそれだけなの
「これもひとつの愛情表\現」?
束縛の愛はもううんざり
静かに寄り添うだけで良かったの
青い高い空へ還らせて
お互いの首を絞めあった
私は憎悪で貴方は愛で
『鳥』の私は勝てなくて
『野獣』の貴方は私を殺す
抵抗むなしく身を委ねた―\―\―\…。
『強くなりたい』心から願う
いつか私は鷹になりたい
捕らわれ怯えるカナリヤじゃない
壊され狂った愛玩人形?
違う私は捕食者よ
一時の夢はまた壊され
『野獣』に首を絞められる
抵抗むなしく身を委ねる
悪夢が始まり涙する___
ある時星が降ってきた
星は私に寄り添った
力が湧いて生まれ変わった
もう私はカナリヤじゃない
終止符を打つ死神よ―\―\―\。
鳥篭の扉は開かれる
私に憎悪は残っていない
在るのはひとつ『歪んだ愛』
首を絞められ目を瞑る
『野獣』の瞳にキスをする
血の涙が私を濡らす
低い叫びを上げながら
貴方はベッドへ倒れこむ
『死神』は『野獣』の上に乗り
もう一度瞳にキスをする
鎌を取り出し振りかざす
黒い闇を 白い布を 青い空を 『鳥』の私を
真っ赤な血が覆い隠す____。
重なって溶けた愛は
冷酷を産み
『鳥』は旅立つ
鳥篭に『野獣』を詰め込み
新たな愛を探しに行く―\―\―\―\。
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