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人間に生まれたが故
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作詞 ヴォノ |
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大切な何かを亡くし、少年は歩み始めた
一人の時間が欲しくて闇の刻 世界へ
それは目的を探す旅かもしれない
最愛の友を見送り、男は涙を拭った
二人の絆を信ずるが故に 世界へ
それは己の存在を見つめ直す旅かもしれない
出会うべき誰か
目にするべき光景
何一つ計れぬ 故に人
もう動かぬ母に別れ告げ、少女は立ち上がった
この地を救う為、学ぶ為 世界へ
それは自己犠牲を伴う旅かもしれない
昔愛した男の夢を見て、女は決意する
自分の本音と愛を探す為 世界へ
それは目に見えぬ結論を求める旅かもしれない
愛すべき誰か
唯一無二の存在
それすら守れぬ 故に人
少年は迷う
亡くしたのか、欲したのか
一人になりたかっただけなのか
男は案ずる
友は元気だろうか、想われているだろうか
一方的に想っているだけなのではないか
少女は悲観す
間に合うだろうか、否か
やはり自分に成せる大儀ではないのか
女は嗚咽す
愛せていただろうか、伝わっていただろうか
どうか、どうか時が戻らないだろうか
辿り着く場所
そこまでの自由航路
必ず見い出せる それが人
後悔す 自己嫌悪す
そこから何かを学べる
同じ苦しみを理解出来る それが人
悩める 笑える
涙を流せる
きっと手を差し伸べる それが人
理屈は理解出来る
それだけでは上手く生きられぬ
故に旅に出る
人それぞれ人間としての旅へ
仮に望まなくとも一生の旅へ
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