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北の星
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作詞 カシギ |
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飛び出した
家出なんかじゃないよ。寒くなったら帰って来るからさ。
だから どうか 今だけは
まわらないで 北の星。
いつからだっけか。
孤独に怯えるようになったのは。
日が昇るたび泣いた。
照らされた部屋、広すぎて。
いつか、君は言った。
『ひとりなんかじゃない』って。
つたう涙、見てみぬふりはできなかったよ。
思い出した
追いかけはしないよ。振り返らないで走るからさ。
だから どうか 今だけは
流れないで 曇り空。
暖かい日 今はまだ望まないよ。
冷え切った頬の ぬくもりが見つかるまでは。
飛び出した
消えたりなんかしないよ。怖くなったら帰ってくるさ。
だから どうか 今だけは
止まないで 白い雪。
だから どうか 今だけは
まわらないで 北の星。
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