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本気ならそうだって言ってよわかんないよ
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作詞 カメ子 |
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貴方は本当に面白い人だよ
だから席が隣になった時は正直嬉しかった
男免疫なんてないから話せないけど
それでもそばで面白い話が聞けるならいいや
そう思ってたんだ
最初はいつだったっけ
班活動でするボランティアの計画をたてる時だったっけ
貴方はあたしの配られたプリントを覗いて
あたしの名前を呼んだ
苗字じゃなくて名前を呼んだ
「ちゃん」をつけて
冗談を言って
それから呼び続けてるよね
あの時あたしは恥ずかしくて
今でも全然慣れることができないよ
これはいつだったか忘れたけど
貴方が彼女が欲しいって言ったあと
貴方はあたしに
「彼女になって」って
冗談を言ったよね
冗談を
今でも
ねぇ
冗談を言ってるんでしょ?
恥ずかしがってるあたしを見るのが楽しいだけでしょ?
目をあわせて話すこともできないあたしの反応が
おもしろいだけなんでしょ?
楽しいだけなんでしょ?
貴方の笑顔を見るたびに
あの呼び方をされるたびに
ねぇ、心は締めつけられるようなんだ
苦しいんだよ
今じゃ貴方の隣の席もつらい
あれは冗談
あれもウソ\
本気なんかじゃない
いつもそれで固めて
抑えこんできた
貴方が笑うとき
走ってるとき
キレイだって思ってる
そう思うことも罪みたいで
頭が痛い
心が
いたい
ねぇ席替えかと思ったら班は変えないで場所だけ変わって
あたしはすごく落ち込んでたのに
あなたはすごく嬉しそうだったよね
あれも嘘でしょ
ほんとはもう
あたしの隣は嫌でしょ
そうだと言って、早く
もう悩むのも嫌なの
勘違いなんてしたくないわ
貴方に攻められるたび
あたしはいくらでも避けるよ
そうしたらいつかやめるでしょ
いくら「本気」て言っても
それは嘘でしょ
いくら「諦めない」て言っても
いつかは諦めるでしょ
ねぇ
そうでしょ?
勘違いなんて嫌なの
貴方の笑顔が
貴方の走る姿が
素直に好きだと
はやく言いたい
だからはやく
あたしが勘違いをしないうちに
あたしが迷っているうちに
嘘なら嘘と
本気なら、
貴方の真面目な顔が見てみたいものです
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