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雨上がりの夜
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作詞 唯知 |
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ふわふわと
地に足が付いていないような
普通の日々
僕は焦っていた
追われる様な日常に
潰されて、無くなってしまいそうだった
あの日
久しぶりの雨の後
空が明るい事に気がついた、夜
見上げる事も忘れかけてた
ネオンの中に埋もれながら
其の円い灯りは
煌々と輝いていた
立ち止まって
思わず、見入ってしまった
少し水分を含む風は
心地よく頬を撫でた
優しい金色は
紺に滲み、流れていた
雲は其れらを抱きすくめていた
ああ、なんて
綺麗なんだろう
焦っていた僕は
立ち止まって
其れでも、何の迷いも無くて
ただ、綺麗だと感じていた
其れだけの時間
雨上がりの夜
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