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蟾蜍
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作詞 おそね |
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通り行く人々が 僕を踏み潰し
通り行く人々が 僕を恐れ逃げよう
其処に道徳的な論理なぞ無き
愛と哀の違いなど解らないと云わぬばかりに
僕を潰し合う下らなき闘争
平等な差別 苦しみを和らげる薬は苦し
愉し 戦後の独り遊びよ 虚しさを忘れ
淡き記憶よ苦しみよ 脳は渇き崩れ凡てを忘れ
そして今宵も鞠を追う
未だ戦火の香りが残る 乾いた地で
蒼き 月夜の襖から覗く 幾千もの訴え
子を求めた母の叫び 星の数だけ届く事は無き
そして今宵も母は泣く
絶えず憎と悪が渦巻く 政治の場で
一匹の蟾蜍と死を追う子供が今宵も踊る
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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