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わ さ び
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作詞 ヤ ス フ ジ |
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君は突然僕に言った 「お寿司がとても食べたいの」
咳き込みながら小さな声で 君は僕に言ったんだ
僕は電話を握り締め 「特上握り2つお願いします」
電話から聞こえる明るい声は 僕の耳に焼きついた
僕と君の2人での生活は とても楽しかったよね
僕と君は幸せで これ以上なにもいらなかった
チャイムがなった 「お寿司がきたみたいだね」
咳き込みながら苦しそうに でも笑顔の君
二人の前に並ぶ寿司 そういやあの日も食べたよね
君は笑顔で美味しいと 僕も笑顔で美味しいと
君は口に寿司を運び あの日と同じく僕に言う
「おいしいね」と笑顔で 「ありがとう」と笑顔で
突如こみ上げるこの鼻の奥の痛みは
切なさのせいじゃないよ
寂しさのせいじゃないよ
突如こみ上げる目じりに浮かぶ液体は
切なさのせいじゃないよ
寂しさのせいじゃないよ
お寿司に塗られたワサビのせいだ
だから 気にしないで お寿司を食べて
最後の日くらい 笑顔で過ごそう
後悔しないように お寿司を食べよう
明日ひとりでも笑ってられるように
今はワサビのせいだと 笑おう
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