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箱庭小夜曲
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作詞 壱号 |
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泣くときは 一人ぼっち
指は冷たい ままなの
心は熱く
時には凍り付いて
くちはしは あがったまま
笑みだけは 絶やさない
嘘をつくの
もう慣れてしまったわ
あなたは まだ
わたしをみない
触れ合った 指先
どちらでもなく 繋ぐ
くすぐったくて うつむいた
頬が熟れた林檎みたい
隣にいる あなた
目のほそい 横顔
わけもなく はにかんだ
宝石箱の思い出
荒々しい 波が来たの
足先が 冷えていった
扉が開いて
誰かが駆け下りてく
誰もいない 部屋で
窓の外を 眺めるの
嘘をついた
あたしはまだ大丈夫
あなたは もう
どこにもいない
隣にいた いつかの日
哀しそうに 呟いてた
まっしろいだけの お月様
強がっていたあたし
空白を 埋めようとして
赤いソ\ファに 座りなおす
開いたままのドア
帰らないのいつまでも
触れ合った 指先
どちらでもなく 繋ぐ
くすぐったくて うつむいた
頬が熟れた林檎みたい
隣にいる あなた
目のほそい 横顔
わけもなく はにかんだ
宝石箱の思い出
星が流れて 消える
流した涙も 乾くわ
一人きりの 夜もやがて
暖かなものに変わるのかしら
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