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夕焼けに涙
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作詞 らんしっど55 |
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雨上がりの夕方
燃えるように赤い夕焼け
泣き腫らした誰かさんの目みたい
彼女の恋は終わった
大好きな彼の瞳に
写るのは彼女じゃないこと知った
「あの娘が愛しい」と
嬉しそうに微笑む彼の横顔を
見ないようにジュースを一気に飲み干した
なぜ恋をすることは
本当の事を知ることは
こんなにこんなに辛いのでしょう
それでも笑っていなければ
彼を困らせてしまうから
泣き顔を隠せる夜を待ちわびる
彼女が初めて彼と
出会った日もこんな
真っ赤な真っ赤な夕焼けの下でした
帰り際に「またね」と
笑う彼の顔を
逆光が隠してしまいました
少しずつ小さくなる
彼の大きい背中をきっと彼女は
必死で追いかけたかったのでしょう
なぜ恋をすることは
本当の事を知ることは
こんなにこんなに辛いのでしょう
「行かないで」なんて言えない
彼を困らせてしまうから
彼の背中見えなくなるまで手を振る
なぜ人を好きになること
本当の恋をすることは
こんなにこんなに切ないのでしょう
雨上がりの夕焼け
そっと見上げながら、やっと
今彼女は泣くことができたのでした
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