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スリーピング・ライオン
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作詞 エルシド |
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そのライオンは眠れない 寝たら砦を守れない
その部屋は空っぽだけど ここを守るしか能\がないから
自分の役目が欲しいから ずっと入り口の前で座ってるんだ
みんなコソ\コソ\と そのライオンを笑った
誰も入らない部屋の入り口を守る間抜けだと
笑えばいいさ どうせ 隙を伺ってるんだろう?
分かってるぜ あんた達が思ってること あんた達以上に
そのライオンは信じない 裏切られるのが怖い
その姿は強く気高いけど 本当はいつも何かに怯えてる
自分の強さが欲しいから ずっと入り口の前で願ってるんだ
でも分かってるよ 願うだけじゃ叶わない
誰も狙わない部屋の入り口しか守れないだけ
笑えばいいさ どうせ 隙なんて生まないから
分かってるよ あんた達が狙ってるもの あんた達以上に
身の回りは 眠らないライオンの身を心配しだした
もう奴は限界だと 自分たちがしてやれることを探しだした
ある満月の夜に起こった 部屋を狙う賊の襲来
ライオンは初めて戦った 恐怖に怯えた牙をむき出した
自分の意味が欲しいから ずっと守ってたんだ この日の為
でも気付いてるよ あんた達の芝居だろう
俺が死ぬ前に部屋を守らせてくれてんだろう
戦ってやるよ どうせ もうすぐ死ぬ命なんだ
分かってるよ ずっと見守ってくれてた事 あんた達以上に
争いが終わり 日が昇り 誰かがいった
「なぁあんたが守ったんだぜ この砦をさぁ!
なぁ何とかいえよ 眠ってんじゃねぇ」って涙を零し
そのライオンはもう二度と目覚めない
誰か作ったのか その部屋の入り口には
粘土で出来たライオンが座ってる
刻まれたタイトルは「スリーピング・ライオン」
起きてる像だってのに・・「スリーピング・ライオン」
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