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ナンデカナ。
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作詞 菜桜 |
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なんでかな。
どうしても涙がとまらないの。
どうしてかな。
わたしは多分、嫌われてるの。
学級委員をやっていて、
学年委員長も引き受けて。
行事の実行委員もやって。
皆が嫌がる仕事だから、やっているのに。
それでも、『仕方なく』って思わないで、
『皆のため』って思い込んで。
手を抜かないで、一生懸命、
頑張っているつもりなのに。
ううん。
頑張っているのに。
なんでかな。
どうして嫌われちゃうのかな。
わたし、何か変なことしちゃったの?
気に障る言葉を、言っちゃったの?
中学生になって1年半。
沢山の友達が出来るように。
楽しい学校生活をおくれるように。
ずっとずっと、頑張っているのに。
結局、“うわべづきあい”しか出来ていない。
表\向きしか、関わってない。
でも、‘わたし’を偽ることだけは、
絶対にしたくないから。
‘わたし’は‘わたし’を演じてる。
‘わたし’は‘わたし’だから、
偽る必要なんて、無いと思ったから。
だけど、そうすると、
皆、嫌そうな顔をする。
本心とは裏腹の言葉と、
適当な作り笑いを浮かべなきゃ、
皆不満そうになるの。
なんでかな。
どうしても、涙がとまらないの。
どうしてかな。
わたしは、わたしなのにな。
世界中を探しても、見つからない、
ただひとつの、命なのにな。
なんでかな。
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