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日曜日の理性
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作詞 紫電 |
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a:日曜日の朝はひどくむず痒い
b:私は雲である
a:なぜなら明日が月曜日だからだ
b:明日、雨を降らせたいのである
a:僕はこう、のうのうとしていていいのか、と思って
b:できれば大雨がいい
a:やりきれなくなるんだ
b:可能\なら大嵐がいい
a:だがしかし明日は来る
b:台風を呼び寄せたい
a:どうあがいても明日は来るに決まっている
b:憂鬱な月曜日をさらに憂鬱にしてやりたい、と
a:そう言い聞かせる日曜の午後6:30
b:私の黒い部分が囁くのである
a:こうやっているとそろそろ諦めというのが見え始める
b:だがしかし私は堪えねばなるまい
a:そうだ、行かなければ
b:彼らの平穏なる月曜日を守らなければなるまい
a:僕が行かないのなら誰が行くというんだ
b:ああ、しかし
a:よし、行こう
b:やっぱり我慢ならんのである
a:朝が来た
b:黒い部分が私のすべてを埋めてゆく
a:テレビをつけよう
b:雨を、大雨を、
a:天気は、と
b:思いっきり降らせるのである
a:……嘘だろ
b:ふははははははははは
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