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ラストナンバー
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作詞 濱田啓介 |
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白いボールに 名前をつけてみた
「お前は『夢』 俺の夢なんだ」
代打という使命を背負った少年は
ただひたすらに 相手ピッチャーを睨み
その相手が握り締める 「夢」を呟いていた
背番号は「20」 ベンチ入りできる最後の番号
そして最後まで残された たった一人の戦士
あいつが振りかぶった その瞬間
少年は心の中で吠える自分の声を聞いた
少年は叫んだ 遠吠えした
「俺の夢よ 飛んでゆけ」
0-3 9回裏 ツーアウト 満塁
1ストライク1ボール
代打という使命を背負った少年は
ただひたすら 自分の夢を飛ばす事だけに
全力で振ってみた かすって 後ろに飛んだ
追い込まれたのは誰だ? ここまで来たのは誰のため?
その悩み 全てを 踏みつけて 押さえつけた 次の瞬間
あいつは振りかぶった 大きく
少年は足を上げた 一本足で振ってやった
確かな感触 夢かもしれない
手応えは無かったように思えた でも少年の夢は飛んでいった
風に吹かれて落ちてった 僕の夢
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