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六等星
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作詞 高岡書幹 |
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冬の夜空は 遠くて近い
果てはないけど 星の光は強く
オリオンの隅 君が指差す
コンタクトの君は すぐに見つけた
僕の眼鏡は 度が軽すぎる
でも 君は笑顔で待っていて
僕は「見えたよ」と微笑んだ
思えば あれが僕の
唯一にして 最大の嘘
あと何回 影が触れ合えば
僕の心は 変わるだろうか
君が教えてくれた あの星は
オリオンの隅で光る
ぼやけた 六等星
冬の夜空は ひどく長くて
二人で歩けば 星の光が全て
オリオンの隅 君の願いごと
僕も合わせて 星に願った
君には星が見えていて
僕には見えていなかった
思えば それが二人の
離れていった 理由の全て
あと何回 夜空が巡れば
優しい選択を 拾えるだろうか
今の僕には あの夜空はない
見上げれば 願いはすぐに
消えてしまうから
君が教えてくれた星
僕はまだそれを知らない
でも そこにはきっとある
君の願いも 僕の願いも
この夜空が 冬を過ぎても
あと何回 願いを唱えれば
いつかの星は 見えるだろうか
君はきっと もう忘れているだろう
オリオンの隅の光
僕の 唯一の嘘
あと何回 この目を凝らせれば
いつかの願いは 叶うだろうか
君が教えてくれた あの星は
オリオンの隅で今も 光る
ぼやけた 六等星
あの夜空に今も 光る
確かな 六等星
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