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ヒガンバナ
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作詞 ライ麦 |
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いずれ来る終わり 感じずにはいられない
今いる地球だって いずれ消えてくの?
それでも道端で咲く一輪の花
この汚れた世界に首を出す朱色の花
必ず人間は尽きて死んでいく
ずっと ずっと生きていけるわけじゃないけど
道端に淡々と一輪の朱色
今年もサイタヨ ヒガンバナ
水平線は濁りきり 地平線は汚く歪み
地球の悲鳴も聞かぬフリ
僕が踏みしめるこの汚れた大地は
地球そのものだってわかってる?
いつまでも続くわけじゃない
いずれは終わり いずれまた始まり
今もどこかで終わりを告げた
その君の隣には誰がいるの?
人々が横行する世界
ひと時の終わりを告げる ヒガンバナ
上に行ったら 誰に会おうか
大切な人を亡くす痛みさえも風化して
残された人 旅立った人
今日は出会うことができる
ただただ会える なくした痛みさえも忘れて
道の隅咲くヒガンバナ
地球からの手紙届いたよ
伝えたい事を 朱色の手紙にして
決まった季節に首を出す朱色の花
今年も無口にヒガンバナが咲く
なぁ戦争なんかで命を落さないでくれ
これ以上この大地を血に染めないでくれ
今まで夢半ばで死んでいった友の
無念の血を思い出させないでくれ
夢が消え ロウソ\クの火が消えるように
崩れていく友をもう見たくない
今生きたくても死んでいった友がいる
今死にたくて死んでいった友がいる
その両方間違ってなんかいない
僕は心からお疲れといいたい
でも 今日のために生きて欲しかった
一日でも 一時間でも
一分でも 一秒でも
長く生きて笑顔が見たかった
地球を汚す事しかできない僕らだけど
美しい「繁栄」なんてないけど
心と心のつながりは どんな動物より上だよ
僕と世界中の皆は 友達だよ
僕がいいたいことはそれだけ それだけ僕は地球に送りたい
朱色の手紙 あなたからのメッセージ
笑う僕らと 笑わないヒガンバナ
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