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光闇
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作詞 祈祷 弥久 |
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愛すべき者と
憎むべき者の
手を握って何処へ行くの
あてなく続くレールの上をただ
二人で駆ける
夢のような星と
悪のような月を
見上げながら何処へ行くの
燃え上がる飛沫
永遠の海岸線をただ
二人で駆ける
気が付けば何も無くて
ただ一人で走ってた
光を追い
闇から逃げて
辿り着く場所は
望むはずも無いあの場所
からっぽの両手には
黒アゲハが舞い降りて
また羽ばたいた
希望のような闇と
絶望のような光の
狭間で戸惑い何処へ行くの
蒼い夕陽に
君を感じて
一人で駆ける
両手に持った紅い花は
途方に暮れて朱を散らす
絶望を追い
希望から逃れ
目にしたモノは
黒アゲハと紅い花
黒アゲハには飛ぶ術が無く
紅い花には咲く術が無い
右手に籠
左手に鉢を持って
二度と離さないと
闇に誓った
右手に鉢
左手に籠を持って
また解き放つと
光に誓った
アナタはもう鼓動をやめて
ひっそりと横たわってる
その乾いた瞳に
僕の唇寄せて
愛すべき者と
憎むべき者の
手を握って何処へ行くの
あてねく続くレールの上をただ
一人で駆ける
予\期せぬ生と
予\期した死の
哀しみを捨て何処へ行くの
僕の脚は斬られ
もう二度とレールの上に
戻れない
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