|
|
|
僕と君
|
作詞 KUROGANE |
|
朝起きて大きなあくびを一つ
今日も一日が始まった
まだ誰も起きてなくて静かなリビング
僕は水を二口飲んだ
足音が聞こえてくる
この足音はパパだ
一番に起きるのは決まってパパ
仕事が早いからね
パパは僕のことなんか見向きもせず
さっさと着替えて家を出た
いい子いい子して欲しかったなぁ
最近してくれないね
お姉ちゃんも僕の事は無視して学校に行っちゃった
みんな忙しいんだね
昔みたいにみんなででっかい公園行かないのかな?
あそこなら思いっきり走れるのになぁ
君が起きてきた
寝坊したらしくて急いでた
君は今年「ジュケン」らしい
唯一僕にかまってくれてた君も
とうとうかまってくれなくなった
最近なんだかすごく眠い
体が重い片目も全然見えなくなった
今日はもう寝よう
暖かい君が僕を抱きしめている
涙を目に浮かべて
「どうしたの?」
僕は君に問いかける
でも君には届かなくて
ぎゅうって抱きしめる
苦しいよでも久しぶりだねこうやって抱いてくれるの
嬉しいよ
覚えてるよ 君に出会った日
君が選んでくれたんだよね
どうして僕なんか選んだの??
君と目があって
君は僕を抱き上げてくれた
ぎゅうって 苦しいくらいに
気がつけば君はもう15歳
僕も10歳
なんだか疲れた
すごく眠い
でもここで目を閉じたらもう君に会えないような気がして
だから必死に君の頬をなめた
君は笑ってでも涙で顔はぐちゃぐちゃで
僕は君に出会えてすごく幸せだったよ
パパもママもお姉ちゃんも大好き
でも君のことが一番大好きだよ
僕はもう精一杯生きたよ
幸せな毎日だったよ
君のこと大好きだったよ
もう寝てもいいかなぁ
きっとまた会えるよね
会ったらまた抱きしめてくれる?
僕のことを選んでくれる?
君のこと絶対忘れないよ
僕のこと忘れないでね
どこにも行かないでね
おやすみ
|
|
|