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うわのそら
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作詞 橘真知子 |
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君に耳がふたつあるのは わたしの言葉が
片方から入って もう片方に抜けるため
君に腕が二本あるのは わたし以外の
だれかをキャッチするため 罠を仕込んでるの
ああ 噂通りのうわのそらなひと
なんでこんなのに恋しちゃったの?
悔し涙いっぱい流して こんな恋初めて
ああ 素敵なのにうわのそらなひと
わたし ついてく自信なくしそう
背の高い君が見るのは 新鮮な女の子たち
長い足でガードレールまたいで ほら
またわたしを置いてきぼり スカートなのよ?
ああ 噂通りのうわのそらのひと
なんでわたしだけ素通りなの?
一生懸命おしゃれしたのに 目もくれず
おいでとも言わずに信号を歩き出す
わたし ほんとうに自信なくすわ
でも ちょっとまって 今 君わたしを見た
鏡張りのサロンの中から 視線が届く
なんでだろう すぐ隣にいるのに
あんな優しい目をして わたしを眺めてる
ねえ 噂通りのうわのそらのひと?
なんで隣どうしなのにあんなところから
あんなに優しい目をして 見ているの?
わたしも見つめ返すわ もうわかった
君は あんまりにもシャイなのね
わたし 本気で君の耳に語りかけよう
長い腕も足も視線も みんなさらうわ
わたし もっとはっきり好きって言うから
君はただ 笑ってくれればそれでいい
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