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世界の終わりに
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作詞 安藤 成海 |
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世界の終わりを想像したことがありますか?
太陽が月に ジワジワ食べられて 幕落ちる
孤独の丘には ひざを抱えた僕 ぬるい風
ただ傷つかずに失くなってしまえば理想的
いつも いつも いつも渇いた喉で叫んでいた
どうか どうか どうか最期に死に水をください―\―\―\。
今、大きく一つ咳をした
奇妙なほど僕は独りだった
自嘲気味に笑う僕の目に
想い出だけひどく綺麗なの ひどく綺麗なの
「世界の終わりも針を刺すみたいに一瞬」と
残月の下でケラケラ笑ってた 僕たちは
別れの場面が いやに刹那的で 声もなく
無理におどけては手を振って心で泣いてみた
今も 今も 今も右手は君を憶えている
強く 強く 強く想いに爪を立て握るよ
もう花びんの花は死んでいた
不思議なほどなおも静かだった
夏が過ぎて冷めた風吹けば
面影さえきっと 麻痺していく きっと麻痺していくから
また奇跡みたいに逢えたなら
次は上手く君に恋しよう
輪廻の向こう側 くぐり抜け
幸せだけ君にあげたいな 君にあげたいな
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