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アンチリスカ
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作詞 未晴 |
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リストカットみたいなあからさまな事はしたくない。
だって、死にたいわけじゃないもん。
あたしがナイフを滑らせるのは
足首だったり、太腿だったり。
見えないように。悟られてしまわないように。
やってきたつもりだったけどやっぱり親の目は欺\けないなぁ。
『あんた、死にたいの?』
泣きそうな目をして問いかけてきた。
馬鹿じゃないの?
死にたくてボディカなんか、あたしがするわけないじゃん。
死にたかったら電車の前に身投げするほうがよっぽど確実。
あたしはあんたたちの知らないところで
ナイフに支えられて傷跡に頼って生きてきたの。
あんたたちが泣かなくても死んだりしないから安心しなよ。
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