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夏の夜の下、君がいない道で。
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作詞 合格証書 |
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夏の空に浮かんだ月に照らし出されたまま
月光色に染まる夜には星空を眺めたい
君が居ない静かな夜は重く塞がれてて
空を彩る星も見えず不安だけ広がる
祈りを乗せた流れ星の行方を知るよりも
混沌の時代を生きるのはずっと困難で
辛いことは記憶に変わり
良かったことはいつか忘れてしまう
静かな町の電灯に 伸びた影を重ねた夜
月明かりだけ頼りに 君と歩いたこの道で
僕は独りの寂しさに気づく
誰にも愛されずに過ごす日々の中で知った
君を忘れたいと想うほど君に会いたくて
祈りを抱いて掌を重ねては笑われる
壊れた時代でお互いに惹かれ合えた奇跡
それだけは嘘にしたくない
また叶わないと知りつつ願う僕
何も知らない素振りで 夏の風が頬を撫ぜる
そんな優しい悪戯は 埋まらない心の隙間に
尚更沁みて夜空を濡らした
君の声や笑顔や仕草を
全部抱きしめていれば
今よりは僕も笑っていられたのかな
涙が零れないように
星の無い空を見上げる
静かな町の片隅で 互いの手を重ねた日々
月明かりだけ頼りに 君と歩いたこの道は
何も変わらずに君の匂いが残っている
戸惑う僕に寄り添う 水辺に浮かんだ月が
新しい愛に生きてく 君も照らしていますように
流れ星が降らない空に願った
そしてまた泣いた
夏の空に浮かんだ月に照らし出されたまま
月光色に染まる夜には星空を眺めたかった
夏の夜の下 君がいない道で
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