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地下室の午後に
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作詞 銀の風 |
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あなたの紅い瞳が私を捕らえて離さない
あなたの紅い唇が私を捕らえて離さない
古ぼけたピアノ 骸骨のように
がちがちなって また狂わせる
埃かぶって 捨て猫みたい
くたっとなって また墜ちていく
私の 腹から 首から 足首から
手から 喉から 小指から
ああ 紅い糸が鎖となって 罪となって
誰にも気づかれない 地下室の午後
埃をかぶったピアノの横で
今日もあなたをみているの
誰にも気づかれない 地下室の夜
骸骨みたいなピアノの横で
今日もあなたに縛られていく
あなたをずっとみているの
あなたは記憶の片隅に
あなたをずっと愛しているの
私を追いやってしまったけれど
地下室で忘れられたピアノの横で
待っているわ 待っているわ
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