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桔梗詩
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作詞 空摩 茉莉華 |
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崩れた 部屋から 真っ青の 空を見た
土の 床から咲く 一輪の 桔梗
手をつなぐ 二人 そっと微笑みあう
どうか このまま ずっと
永遠 刻む 時を
揺れた花びらが 風でそっと空
舞い ふわりはじけて
眺めた比翼は 頬を寄せ合い笑った
空のような澄み切った笑顔
黒い地から灯る ひとつの命の火
愛でたのは少しの 小夜蝉時雨
道歩む子供 はしゃいで 消え行く
どうか あの笑顔が
ずっと あって 下さい
薄白紫色の 花が散って行く
まるで 吹花いたように
撒いたのは時間 まわる かざぐるまに乗せ
幸せを綻ばせ行く
どうか 忘れないでいて
離れ 離れでも
流した涙 失う幸せは
舞っていた花に消えた
振る手に返す 濡れた満開花には
新しい刻を捧げた
いつまでも 忘れないように
いつまでも 忘れないように
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