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NOIR LAMENT
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作詞 空摩 茉莉華 |
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闇が 蠢く 帳の 向うに
空が 染まった 漆黒の 鴉の群れ
溶けた 羽散る ひらり 舞い散る
撃ちぬき散った命の羽を集め
纏め作った扇の匂い薫る
泣いた雨は雫になり垂れ
扇の匂いをさらに広げた
空の匂いが広がる
黒く苦しい匂いが
雨は 止まない 濡れる 人形
涙 流して 奇跡を 祈っていた
神よ 助けよ 羊を 導け
翻すドレスは色を濃く染め
闇に吸い込まれそうな色をした
鳴く黒猫 空を眺めた 永遠に
傘を射す少女は笑った
花の馨りが跳ねた
紅く儚い馨りが
回る 木馬は 寡黙に 唄った
時を 駆けても 闇しか 見えてない
人の 足音 暗闇 聞こえない
どうすれば この世界穢れずに
いられるのかと 空を仰いで細め泣く
晴れた空は 雲を讃えた 埋まる蒼
浮かぶ星 手に取れそうで いつかは
光る星の瞬き
黒は白を染めた
濡れる体は 消えた
黒へ飲まれ 消えた
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