|
|
|
線香花火
|
作詞 銀狼 |
|
終わり無きものになど
微塵も価値はないと
重力に負けそうな
線香花火を守りながら
沈黙が加速して
静かに風が吹いて
あまりにも儚くて
それでも君は無邪気に言う
綺麗だねと
綺麗だねと…
君が未来と呼ぶソ\レを
僕はぼんやり眺めていた
子供のままの眼差しが
妙に優しくて、切なくて
軟(ヤワ)な思いが疼き
瞬きを忘れてた
言葉が見つからず
意味もなく微笑んでみせた
色褪せた純情と
知りすぎて穢れた手
僕はこんなに弱い
一つにはなれないんだ
それでも君は真顔で言う
綺麗だねと
綺麗だねと…
過去の理想に囚われた
すべてを魔法のせいにした
君の世界に僕は居る?
続きを信じてみたくなる
君が未来と呼ぶソ\レに
夢を重ねていけたなら…
涙が色を取り戻し
音もなくポタポタ落ちた
終わり無きものになど
微塵も価値はないと
重力に負けそうな
線香花火を守りながら
隣で僕も笑って言う
綺麗だねと
綺麗だねと―\
|
|
|