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棘の罰
作詞 莱仔
 荊の夢に溺れれば、白い罪に苛まれ、
 黒い幻見たな らば、棘の罰にて裁かれる。

 暖かな日差しと、
 軽やかに吹く風。
 心地よいなんて思えない。
 貴方のために生きる私は。

 誰よりも近くに居たかった。
 夢でなく現実で。
 一瞬でなく永遠に。
 もう想わずにいられない。
 例え何かが壊れても。
 
 けれど、貴方は選んでしまった。
 守り、傷付いていく道を。
 狂い咲いた想い、
 夢へと続く軋む音が、
 あっけなく裁たれた。

 花弁散って、残った棘に。
 涙はあふれて止まらない。
 伝わる雫とこの身など、
 空に散らせてしまいたかった。

 地面に別れを告げて、一歩先には何もなかった。

 貴方のために生きる私は、
 もはや貴方に触れられない。
 一緒に居られる。それだけだから、
 愛おしさが痛かった。
 それでも、微笑って受けられる。
 貴方が下した、罰ならば。

 だって私は、
 
 春に焦がれた秋桜だから。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 棘の罰
公開日 2006/07/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 恋愛
コメント 歪んだ愛を歌で表\現しました。苦しさに溺れながら堕ちてゆく。この歌の意味を理解してくれれば光栄です。
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