|
|
|
小さい歩幅
|
作詞 *みゅう* |
|
一昨日まで降り続いた白い綿雪は
もう黒いアスファルトの染みになった
きっと今年は雪が降るよと言って
笑った君をまぶたの裏に描きました
今年は去年よりも随分寒いみたいだ
当てを失くした僕の手がやけに冷たいから
後ろを振り返る度に一列少ない足跡を
冬を前に失った右手の温もりを探すんだ
人よりちょっと狭い君の歩幅だったから
揃って歩くのに少し時間がかかったな
手を引いて二人歩くあの頃に もう一度戻れたなら
あぁ こんなに儚くて脆いものなのか
いつも一緒にいた時間も
あぁ 地面にすっと消える粉雪の様に
君もその姿消したのかい
青く澄んだ寒空の下 一人歩く僕
知らぬ間に歩幅を狭めている事に気づいた時
突然、涙が頬をつたいました
あなたが全てだったと知りました
|
|
|