|
|
|
汚れたノート
|
作詞 塩の中身 |
|
いつでもそこには
白いノートが転がっていて
折れたエンピツが
片隅にあった
僕はノートに
何かを書きたいと
思っていた
だけど
折れたエンピツでは
書けないと逃げていた
例えば何かを
描き始めた時
僕は
やり遂げることが
できるだろうか
例えば何かを
背負った時
僕は
歩くことが
できるだろうか
エンピツ片手に
心の汚れをうつす
ノートが真っ黒になった時
そこには何かがあった
不安げなノートが
虹色になっていて
枯れたエンピツが
手元にあった
僕の心が
ノートにあったけど
全てでは
なかった
1ダースのエンピツでは
足りなかった
例えば何かを
探した時
僕は
追いかけることが
できるだろうか
例えば何かを
愛した時
僕は
抱きしめることが
できるだろうか
エンピツ片手に
心の汚れをうつす
ノートに書けなくなった時
僕は何かを持っていた
新しいノートを
手に入れた時
僕はまた
書けるだろうか
エンピツ片手に
心の汚れをうつす
新しいのノートには
ぬくもりがあった
|
|
|