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サムライスピリッツ
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作詞 EmptyDoll |
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月は黒鋼
今宵 後わずか
言霊も凍る夜
吐息も絶え絶え
闇を駆け抜ける疾風 水面に舞い散るは華吹雪
裏路を生き抜く戒人が舞い降りる
使命のもと携えた 一太刀の鋭き蒼刃
忍の誇る志 護り抜け
己を制し 従者の心を携え 空を飛ぶ
城を独り護る者 双眸に宿るは澄光
その果てに見据える影は 疎みかな
刹那 鳴り止む樹々音色 現るは忌むべき闇の使徒
鞘を投げ捨て振り払う 銀の嵐
交わる刃 轟く谺
響け獅子の雄叫び 雲を突き抜け空高く
纏え黒き闇風 剣葉樹の葉末を散らせ
刃の響き 翳りになびく 初めて好敵と出会う光と影
伝わる武士の鼓動 無垢なる心に今響く
己の信ずる道 隔て無くただ進むのみ
無言の境地 輝く命 侍の魂を持つ者よ
互いの眼差し 収める脇差
言無き言葉に 音無き忍は
踵を返して 闇風纏いて
空へと散り逝く 夜の花
彼の地へ向かわんとする 一介の侍 戦へと
道を違えるその罪は なお重く
然るべき道辿り行く 忍と侍の運命でも
いつか再び巡り会う 永久の果て
清華の果ても 真友の契りを結び 何処までも
届けこの想いよ 三年三月の極りへ
遥か 時を越えて 伝え抜け侍魂
いつかまた出会えるその時は 同胞の道筋 肩並べ
蒼く煌く刃 その刀身に刻み込め
武士の意気地 貫く 気高きその好敵の名を
必ず生きよ朔月の夜 満月が輝くその日まで
月の明かりで
照らされる大地
侍の魂は
風に散り逝く
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