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拭えない涙
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作詞 李(相夜) |
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手と手を
あわせてみる
片一方は何時も
暖かで
片一方は何時も
冷ややかで
触れ合えば
触れ合うほど
互いの温度を
奪うように
「愛している」
そう言ったのはつい昨日のこと
「一緒にいよう」
そう言ったのは幼い頃のことで
手と手を
あわせてみる
ぴくりとも動かぬ
冷ややかな手
何時も動いている
暖かな手
触れ合えば
触れ合うほど
これが現実だと
思い知らされる
「愛している」
そう誓い合って日もないのに
「一緒にいよう」
誓う言葉に嘘はなかったのに
戦争とは皮肉なもので
何時も嘆くのは
取り残されたもので
争い合う者達はきっと
顧みてはくれないのだろう
「愛していた」
冷え切った身体を抱きながら
「一緒にいたかった」
心に刃向かい暖かく滴る涙を
今 何処で拭えば良いのだろう
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