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冬の蜃気楼
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作詞 やまちゃん |
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路地の中心に舞い降りた雪の結晶が
僕の長靴の上に落ちて消えた
この世界に舞い降りて音もなく消えて行く
たくさんのものと同じように
空の彼方で操ってる杖をかざす老人が
きっと半分口をあけて笑ってる
冬の蜃気楼が世界を白くつつんでしまうから
胸に広まる愛と哀れみに足が止まってしまうんだ
蜃気楼 無意味に流れゆく時間を止めてしまえ
少しだけ この気分を味わってたいよ
蜃気楼 漠然とした存在を白くつつんで
このまま ああ僕を知らない世界へと連れてって
間違いなくこの僕に価値がないなんて言わない
でもマフラーで守られてる首筋に
触れる雪の結晶がちくりとしみるんだ
蜃気楼 ちっぽけな僕を白くつつんで
そのまま 君の世界に連れてって
蜃気楼 一人の世界に飽きたんだ
そのまま 君の白に染まっていたいのさ
そしてこのまま
ああ僕を知らない世界へと連れてって
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