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夕
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作詞 塩の中身 |
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屋根の上のネコ
澄み渡る空
明日の天気は晴れ
君のところまで
飛んでゆくような気持ちで
この道にはまだ
あの頃の思いの欠片
まだ散らばっている
夕に染まっている
君の姿
とても悲しそうで
とても雨なんて降りそうもないけど
そっと
心の中に降っていた
傘を握り締める手
灰色の空
曇り時々雨
水溜りが君の顔に見えて
そっと避けてゆく
この道にはまだ
あの頃に思い描いた景色
まだ揺れていた
夕に染まっている
君の姿
僕の心を打つよ
そっと傘を差し出すけれど
僕はそのまま哀愁の雨の中へ
こんなこと
一つ一つの欠片のように
小さいけれど
やがて大きな
塊になるといいな
夕に染まっている
傘の影
そっと
揺れていた
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