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サイケデリック
作詞 月猫
夜中は八割方お祭騒ぎで出来ていて私の庭
花火を撃ち落として笑い転げるお遊戯は愛しい愚か
お伽噺の姫が腐食し始めて面白くて仕方ない
好き嫌いはないの 銃口だって悦んで頂きます

からから 乾ききった体はどこまでも愉快
からから 頭蓋骨の中で脳が転がっている

鮮やかな色が私をダンスに誘ってメロドラマ
目も眩むほどに回転している世界はプライベート
ひとり見下ろした逆さに立っているビルがバベルの塔
電波と一緒に自在に泳ぎまわったらネオロマンス


不意に 興奮が冷めた


人造美人が百花繚乱で何とも寒々しい
寝台の下で私を見つめるのは年老いた闇
食卓の上のしなびた死体が不味すぎて腹が立つ
近づかないでよ 体温にさえ恐慌を来たしそう

ぼろぼろ 剥がれかけた化粧は幻滅の対象
ぼろぼろ 命綱が崩れるのを見てしまったの

全てに腹を立てる自分にも腹が立ってギャンブラー
いくら遊んでも楽しさと憂鬱とでリバーシブル
革命が好きな私の深層はつまりアルカイック
どうにもならないことを取り繕いたいスノビズム


ああ……目が回る

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歌詞タイトル サイケデリック
公開日 2006/06/25
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 世界が回っている。私は眩暈がする。
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