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『願い事』
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作詞 美夢 |
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最期の言葉は『ありがとう』
美桜がいなくなる前の日に突然放たれた『大嫌い』
その瞬間、世界中の人に嫌われている感じがした
いなくなりたい
消えてしまいたい
そう思うたび、何度も何度もあの言葉が聞こえてくる
電話の音に気づきもしなかった
電話を手渡され、耳を当てるとわたしの大好きな声が聞こえる
「大嫌いなんて嘘だよ」
「こんなわたしを好きになってくれてありがとう」
『ありがとう』
それが美桜の最期の言葉
美桜の母から渡された美桜からの手紙
「美夢の願い事は何???」
涙でにじんだ質問
詞にのせて、風にのせて声が天まで届くように
「美桜が心から笑って幸せになることだよ」
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