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近くて遠い君へ
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| 作詞 小山ヒサト |
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「どれが正解なんだろう」
君は寂しそうに呟いた
その身体は
ひどく小さく見えて
今にも壊れそうだった
ねえ 僕が見えるかい？
今まで
知り得てきたモノ全てが
全力で君を前に押し出す
その力が弱くとも
僕が守り通すから
「僕は透明な存在なんだ」
君にぽつりと呟いた
その言葉が
君の心のどの辺りまで
響いたのか知らないけれど
ねえ 僕が分かるかい？
それまで
奪い取ってきたモノ全てが
全力で僕から逃げていく
その力は弱く散り
僕は歯痒くて目を閉じる
ねえ 君にとって
僕は存在に値するかい？
これまで
壊されたモノ全てが
全力で何かを作り上げる
その塊はひどく弱く
ただ君を失いたくないと
叫んでは 消えていく
それでも
この気持ち全てを
僕の全力で君に伝えても
君の元へは届かない
分かり切った事なのにね
近くて遠い君へ
せめての救いを望む
僕を嘲笑って 突き放してよ
心無き思いさえ
届かないのも分かってるけど
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