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夕立
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作詞 苺無 |
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雨のにおい
あぁ、もうすぐ雨が降る
薄暗い空から
あぁ、もうすぐ夕立が。
あたしを濡らす、酸性雨
もっと濡らしていて。
このまま消えて、なくなろう
雨音があたしを隠す
あたしは今、あたしだけの空間の中
孤独を、噛み締めるの。
雨のにおい
あぁ、雑草にまで伝染して
雨のにおい
甘くあたしを溶かして。
あたしを包む、酸性雨
もっとあたしを包み込んで。
このまま消えてなくなれば良いのに
泣くのもつらいくせに、
それでもあたしの細胞は生きようとしてる。
雨音があたしを隠す
あたしは今、あたしだけの空間の中
あたしという孤独を、噛み締めるの。
雨のにおい
あぁ、もうすぐ夕立があがる
まだ止まないで
もう少し、隠していて。
そっと、あたしだけに降り注いでよ。
もうちょっとだけ立ち止まっていたい、
通り雨。
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