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縊れた櫻
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作詞 High |
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あなたの影離れて幾許か
こなたの記憶にはあらざらん
空薙ぐ風は桜吹雪
「アレー?」何も残らない
私の瞳だけなのかしら
(いえ、彼だけは残った)
雁首に巻きつけるこの紐は
離れる事のない赤い糸なの
青くなる唇
手に添えて接吻してみましょう
嬉しくて頬からは涙
(それは何色?)
「この足場ではあなたにこれ以上近づけないわ。
そうだ、逆さ吊りにしてみればいい!」
くるりくるりと回る
貴方は素敵よ
水も滴る様なの!
あらまほしき貴方の傍
そちらへ参りましょう
物言う者たち参上するまでに
(近づく捕吏)
ラララ…君の流す涙は何故赤いの
嗚呼何で私のとは違うの
結ばれるはずがないから?
そんなことあってはならない!
もう一つの紐手に持ちました
貴方に近づけるんですよ
「みなさま御覧あれ!幸せな男と女を!」
桜はゆらゆら舞いました
赤い雨を降らしながら…
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