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蝉時雨
作詞 ヒトミシリ
a
蝉時雨の中 抱き寄せた想い
うち寄せる波を 確かめているだけ
諦めた恋を ひとつずつ辿って
夏の終わりに 紡ぎ放つだけ

b
あの日登ったテトラポッドのその感触は
わたしの心にそぐわないほど固かった

*
頼りないその声は 潮風にとけました
ふたりの隙間には 蝉時雨響いてました

a
夏の終わりに 季節を間違えた
生まれたての小鳥 鳴き声は虚しく
諦めた恋を ひとつづつ彩る
若葉たちのように 萌えては散るだけ

b
気付かないほどのやさしい風はわたしの胸と
季節をまたひとつ吹き抜けていく、過ぎていく

*
夢みていたこの道は かげろうにゆらめいで
すれ違う子供の声 真直ぐな日差しの様

*
わたしの恋の唄 白波に消えました
その波に運ばれて 切なさがやってきました

*
あなたの名前を 小さく呼んでみました
蝉の音が響く夏 誰にも聞こえぬよう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 蝉時雨
公開日 2006/05/31
ジャンル ポップス
カテゴリ
コメント 切ない夏は沢山あります。
ヒトミシリさんの情報
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