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君がいた風景
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作詞 マイスケ |
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光の射し込む部屋。
窓辺で君は空を見ていた。
僕はテーブルに肘掛ながら、君の姿に見惚れてる。
君がこっちを向かないかなんてソ\ワソ\ワして。
でも、君と目が合った瞬間、目を逸らすんだ。
君は微笑んでいた。
「好き」の一言が言えない。
只、誤魔化して苦笑するだけの弱い僕。
君は微笑んで手を繋いでくれる。
時間がゆっくり流れてく。
その時間が一番好きなんだ。
手を繋ぎながら歩いた道。
木の葉の揺れる音。
風が僕と君の間を通り抜けて行く。
君がその風と飛び立ってしまう気がしたから。
僕は君の手を強く握り締めた。
ふとした瞬間に何かが崩れる。
ずっと一緒にいたいのに、ずっと一緒だと思っていたのに。
僕の手の中から、君という光は擦り抜けて。
目の前がブラックアウト。
僕の思考はシャットダウン。
只、泣き叫ぶだけ。
あれは夢だったのか。
君は幻だったのか。
光の射し込む部屋。
君は窓辺で空を見ていた。
光の射し込む部屋。
僕は今日も夢を見る。
光の射し込む部屋。
窓辺で僕は君を見ていた。
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