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くず色
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作詞 夕木蚕 |
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行方知らずのこの僕の心
のぞき込めばくず色で
涙しながら揺さぶってみても
何も落としてはくれない 錆び付いたのはいつの日?
いざなう夢 遠く遠く 遙か遠く
いつの間にか僕を追い越してた
歩数と同じ笑顔と泣き顔らは
泣き顔がちょっと 多い気がした
格好イイからという理由に 狂わされてた
あの日からどれ程の ヒビが夢に走ったんだろう
現実の風に吹きさらしのまま
行方知らずのこの僕の心
のぞき込めばくず色で
古い貯金箱を揺らすように
何も落としてはくれない 痛々しい音がするだけ
曇り空へとにかく走ってみた
晴れの街からとにかく逃げたくって
涙じゃ足りない ずぶ濡れに僕をしてよ
そう思って 雨を追いかけた
いつまでも同じ大きさの雲を追いかけた
僕の走る方向へと その雲が流れていただけ
止まりさえすれば雨に打たれてた
行方知らずのこの僕の心
のぞき込めばくず色で
涙しながら揺さぶってみても
何も落としてはくれない 叩きつけようか・・・
両手に抱え振り上げた心に
割れた貯金箱が映る
二度と夢を入れられなくなっても
それでいいかと囁いた 壊さぬままで
今はまだ・・・
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