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持ち主を亡くした携帯とタンポポ
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作詞 夢狩人 |
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私のplayerに入っている曲は殆ど恋愛系。
私もいつか貴方の前でこんな曲を歌いたい、
貴方を見つめたまま、微笑んで。
授業中、目が合って向けられる笑顔。
それは友達を見る目、それは友人への微笑み。
いつか、私にだけ特別な笑みをください、
私には想像も及ばない笑みを。
まるで漫画見たいな感じで二人で下校、
近所とゆうものが有難く思える時。
コンビニで雑誌を買うと嬉しそうに言う貴方、
雑誌に敗北感を抱いた。
夏休み、家族で祖母の家に行くと言って手を振った。
その日の朝、メールをくれた。
「お前が好き(照)返事は返ったらくれ。」
嬉しくて、何だか可愛い文章に苦笑した、
けど、貴方の口からその言葉は聴けないままになった。
海で泳いでて、従兄弟ばっかり見てたんだ?
自分は深みにはまるなんてバカだよ?
従兄弟には厳しくしてたのに、自分はそれ・・?
貴方の家族は帰宅した、
けど三人家族じゃなくなったね。
「これ・・・○○ちゃんに持ってて欲しいと思うの。」
貴方の携帯、貴方のアクセサリー・・。
いつも隣で、貴方の胸で揺れてたのに。
持ち主をなくした携帯電話、
無断でメールの内容を見たよ。
あんなメールを送るだけで、随分相談したんだね?
ごめんね、私に勇気がなくて。
勇気さえあれば手とかつなげたかな?
デートとかできたかな?
貴方のアクセサリーを身に着けて、
貴方の携帯電話をポケットに押し込んで、
貴方を奪った海に行きます、貴方の好きなタンポポを束ねて。
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