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貴方
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作詞 liberta |
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昔の君なら
私が泣けば涙拭って
大丈夫だよと
私を抱きよせた
痛みを見せてくれる事に
愛を感じて
瞳を濡らした
私を好きだと言った
苦しさ分け合う事が
どんなに辛い事かも知らずに
私の重荷を
その背に負った
だけど今
貴方を真っ直ぐ見つめ
涙流し
見透かす私を
拒んでる
貴方の世界に
貴方のココロに
私が入り込まぬよう
瞳そらしてる
私が貴方を諭す度
貴方の世界が崩れてく
私が貴方を揺らがす度
貴方のココロが傷を負う
真っ直ぐすぎる
素直すぎる
私の瞳を
悲しみで濡らすのが
そんなに怖いの?
もう貴方が思ってる程
純粋な私じゃない
…だからもう
優しくする必要なんて
みじんもないのに
どうせなら
ズタズタに傷つけて
もう二度と
後ろ振り返らないで
情に流されぬよう
キッパリ切って
私が後悔し始める前に
手の届かぬ所へ行って
例え呼びかけても
聞こえないフリをして
私の存在を
貴方から全て消し去って
それで構\わないから
…その代わり
もうこれ以上
私を惨めにさせないで
欲していた甘い言葉は
夢の中でさえ
囁いてくれない
幻の世界でさえ
ココロの平穏は
得られない
貴方の優しさの中の
苦味を帯びた残酷さ
オブラートで何重にも
包まれたその棘を
今更憎みはしない
否定もしない
…だけどもう
それに
気付いてしまったなら
二度と求めない
笑顔の裏に隠された
その真実に
最後に気付けただけ
気付けただけ
その分
私は幸せかもしれない
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