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Memento-Mori
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作詞 稜雅 |
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「死ぬのがこわい」
あなたはそういったけど
「死ぬ」ってことがどんなふうにこわいのか
ぼくはしらない
だってぼくはしんだこともないし
ひとから「死ぬ」ってことをちゃんときいたこともない
だってだれもおしえてくれないんだもの
「死ぬのってどんなかんじ?」
と きこうとおもっても
死んだら しゃべってくれなくなるから
ぼくは 生きることが なによりこわい
いつまでもおわらないきのうのつづき
とけいをこわしてもとまらないじかん
つぎの「いっしゅん」をむかえたときに
ぼくはちゃんと いきている
という ほしょうもないし
いつ どこで 死ぬ という
きまったみらいもない
「いつか死ぬ」という ゆいいつ きめられたみらいに
まっすぐつながっている 「生きている」というげんじつ
ふあんがいっぱいで おしつぶされそうになる
いま、 生きている ということが ぼくは
たまらなく こわいんだ。
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