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先輩の彼と彼女
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作詞 理摩 |
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突然だけど私には好きな人がいます
とっても優しくて素敵な先輩
彼はバスケ部のキャプテン
大好きだッて言葉をのどに抱え
麻痺したように止まる心臓
どくどくなってたのが嘘みたい
目が合うたび蒸発しそうな血液
そんなある日の雨の日でした
彼が残ってシュートしてました
ほとんどがリングにスポンッと入っていく
音も立てず、すっぽりと
流れる汗が光ってかっこよくて
声をかけて自分のタオルを渡そうと体育館に入ろう
瞬間に彼の名を呼ぶ女バスのキャプテン
振り返った先輩の顔は今までにないくらいきらきらして
ふんわりと笑って彼女の名前を呼びました
彼女はそっと微笑んで彼の名を呼びました
これって、夢か何か?
思わずほほをつねったけど痛くて
夢じゃないってことがはっきりしました
告白する前から失恋か
なんてあきらめれるわけもなく
涙は出てこなくて
胸の痛みだけが身体中に広まりました
それから2年たちました
私はあれ以来学校に通っていません
動くこともいやになることがありました
先輩から何度もメールが来ました
『何で学校こなくなったの?』
時に優しさは残酷になる、って聞いた事ありません?
そのメールが私を追い詰めていくんです
前は喜びでほほが緩んだのに
今は苦しみで指先が、全身が揺れるんです
あの日を境に変わった私。。
追い詰めたのは先輩の彼と彼女
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